Rフレグランス調香師セミナー

【Rフレグランス】調香師 村井千尋さんセミナー内容と感想をクチコミレビュー「日本人の肌に合う香水作りへのこだわり」

しとしと降り続ける雨がほんの少し止んだ日曜の午後、日本人女性の調香師 村井千尋さんのセミナーに参加しました。

湿度ムシムシ・・香水も2時間ほどで飛んでしまう日本特有の梅雨。この日本の気候を考慮して調香されるRフレグランスの香りに興味津々!

調香師さんのセミナーを訪れるのは、実は初めて。

香水好きな女性が多く集まる中、恐らく誰も香水をつけずに集まった模様・・それほど皆さん真剣に【Rフレグランス】調香師 村井さんの話に前のめりで聞き込んでいました。

  • 調香師 村井さんの【Rフレグランス 】 に込めた想い
  • サンプルを嗅ぎながらの全6種を1作品ずつストーリーや調香精油の説明
  • Rフレグランスファンとの質疑応答



この記事では、上記についてレビューします。

【 Rフレグランス】の「R」の意味

日本人調香師 村井千尋さんの香水ブランド 【 Rフレグランス】
Rってなんだろうな・・ってところからセミナーはスタート。

  • RIN・・凛とした
  • RICH・・贅沢で豊かな香り
  • RARE・・希少性、個性のある香り



この3つが 【 Rフレグランス】の目指す香水ブランドのコンセプト

【 Rフレグランス】 のこだわり価値観 5つ

  1. 調香からデザイン、パッケージ製造までを一流の職人の集まりで、日本国内清算
  2. 香りを操る調香師が立ち上げたブランド
  3. 日本人の間隔で、湿気が多い日本人の肌質に合う香水
  4. 質の良い「本物のいい香り」を届ける
  5. 香水初心者から上級者まで評価される「圧倒的ないい香り」



食べるものや喫煙、お酒などの習慣や生活環境など、香水を使う人のバックグラウンドでも香りの感じ方は変わります。

Rフレグランスは創始者が調香師自身なので、「こういう香りを作りたい」と思ったとき、脳内のイメージを言葉で変換して調香師に伝える必要がありません。
村井さんの頭の中にある香りのオルガンで組み立てられた作品をそのまま共有することができるのが【 Rフレグランス】の強み。

調香師 村井千尋さんの香水作りへの頑固な熱意

「香水砂漠」と表現されるほど、日本は香水が売れない国。

TwitterやInstagramをやっていると、香水沼の皆さんは毎月数万~10万円に近い金額分の香水を買っているのが伝わってきます。高い香水が売切れになるほど売れていますが・・それでも世界からみれば「日本は香水砂漠」

Creedなど、名だたる香水ブランドが日本から撤退しているのも事実。

村井さんが調香師として独立、香水ブランド 【 Rフレグランス】 を立ち上げる際も、「日本人が作った香水は売れない」「日本人が調香師になるなんておこがましい!」と、批判が多かったそう。

セミナーを聞いていて伝わってくるのが、村井さんの香水好きさ。
【 Rフレグランス】 以外の香水にも詳しくて、とにかく香水が昔から大好き!

「たった1吹きで自分の魅力を増したり、相手へのイメージを変えることができる」と、フレグランスの存在に魅了されていました(笑)

そんな香水大好きな村井さんなので、ちょっとやそっとの批判にはひるまず、日本人だからこそ作れる「日本人の肌質に会う香水」を作り出し、評価されてます。当初は批判した人たちも、今ではRフレグランスを応援してくださっているそう。

日本の香水ブランド 【 Rフレグランス】 全6種を試香した感想

ここからは、実際に 【 Rフレグランス】 の香水1つ1つをムエットで嗅ぎながらお話しを聞きました。

その作品を作ろうと思った背景や村井さんが受けたインスピレーション、調香に使用する精油の選定まで、会場にいる全員が共通のイメージを視覚で認識できるようにスライド写真つきで、分かりやすく、とても丁寧にセミナーは進みます。

【 Rフレグランス】の香水を試香したのは、実は今回が初めて。

創設者で調香師本人から香りの制作秘話含めて、説明を受けながら嗅げるなんて・・貴重&幸せ💕

01「ブラック ウード/黒沈香」BLACK OUD

Rフレグランス「ブラックウード」
Rフレグランス「ブラックウード」

京都の龍安寺の石庭や禅の精神を香りで表した「ブラック ウード」

黒沈香そのままに、墨汁や伽羅(きゃら)、お香のような和を感じる香り。日本人の中に先代から伝わる「詫び」「寂び」を意識して作られています。古いお寺や神社に参拝するときのような、凛とした気分になれる香り。

>>Rフレグランス「ブラック ウード」を試香した感想をクチコミレビュー

02「ノーブル オーキッド/春蘭」NOBLE ORCHID

Rフレグランス「ノーブルオーキッド」
Rフレグランス「ノーブルオーキッド」

ベルガモットやジャスミン、ローズ、ライラックが軽やか。
山奥の渓谷のそばでひっそりと咲く、和蘭の健気な香り。

>>Rフレグランス「ノーブル オーキッド」を試香した感想をクチコミレビュー

03「ティー ブレイク/紅茶」TEA BREAK

Rフレグランス「ティーブレイク」
Rフレグランス「ティーブレイク」

ザ・紅茶な香水を探している人にぜひ嗅いで欲しいNO.1フレグランス「ティー ブレイク」

仕事の合間に嗅いでリラックス・休憩タイムを取る人もいるのだとか。砂糖の甘みを感じるので、ダイエット中の人も嗅いで小腹が満たされるかも・・?

これは余談ですが、いろんな香水や精油を試香していると気持ちが満たされるのかな?夜中の間食がググっと減少していることに気が付きました✨

Rフレグランスの「ティー ブレイク」は、紅茶の香りづけにも使用されるベルガモットをトップに、アールグレイティーやダージリンティー、ローズの調香でレモン抜きの「午後ティー紅茶(ストレートティ)」溢れる香水でした。

Rフレグランスで一番売れている香水というのも納得。香水初心者さんや、老若男女誰でも好きな香りなのでプレゼントもしやすい香水です。

>>Rフレグランス「ティー ブレイク」を試香した感想をクチコミレビュー

04「オパール シルク/乳香」OPAL SILK

Rフレグランス「オパールシルク」
Rフレグランス「オパールシルク」

Rフレグランスの香水の中で私が一番匂いを感じにくかったのが「オパール シルク(乳香)」

湿度が高かった影響もあるのかな? 改めて伊勢丹新宿店で7月に嗅いだものの、やはり感じにくかったです。

調香師 村井さんの気分が落ち込んでいたときに調香した香りだそうで、癒しや落ち着きを求める香りに仕上がっています。寝香水に使ってる人も多いとか。

ラストノートの乳香(フランキンセンス)がとてもまろやかで、白檀(サンダルウッド)が調香されているものの主張がシルクのシーツのようになめらか。

トップからずっと絹(シルク)のなめらかさを感じるのは、トップノートの「ヨーグルト」効果かな。

ヨーグルトの香料を入れることで抽出で飛んだ樹脂を再現

Rフレグランス「オパール シルク」の説明中、乳香(フランキンセンス)固形を嗅ぐことができました。高価なフランキンセンスはグリーンで、白、沈オレンジになるほど安価に。

抽出で飛んでしまう「樹脂」の香りを「ヨーグルト」の香りを調香することで呼び戻しています。なんとも奥深い・・

落ち着く香りだけど落ち込みすぎないのは、きっとトップノートの「マスカット」のお陰。

寝苦しい熱帯夜にクーラーで冷えたシルクのシーツに裸で包まって眠る・・マリリン・モンローになれる寝香水✨

>>Rフレグランス「オパール シルク」を試香した感想をクチコミレビュー

05「辻が花/葡萄・藤」TSUJIGAHANA

Rフレグランス「辻が花」
Rフレグランス「辻が花」

【 Rフレグランス】の香水でいちばん好きなのが「辻が花」

「辻が花」というのは着物の伝統的が柄で、実在しない花。試香してすぐに淡いベージュの着物+ ゴールドの絹糸が混じった渋めの藤色の帯が浮かぶほど。次に和装になるときには絶対身につけたい香水・・!

残念ながらブドウの匂いは私には分からない・・💦ぶどうジュースの匂いなのかな??調香メモをみると「葡萄(葉・果皮)」とあるので、ちょっと渋さを感じるグリーンかな。

Rフレグランスセミナーから1ヶ月経過した今でも漂う、ムエットからの残り香。辻が花やっぱり欲しいな・・🤤記事を書きながら改めて思った。湿度ムシムシの日本で、こんなに香りが残る香水があるなんて。肌に乗せると飛ぶので、万が一、シミになっても気にならないハンカチに吹きかけてお出かけしたい香りです。

>>Rフレグランス「辻が花」を試香した感想をクチコミレビュー

06「ジャスミン ジャスミン」JASMINE JASMINE

Rフレグランス「ジャスミンジャスミン」
Rフレグランス「ジャスミンジャスミン」

今回のRフレグランスセミナーでメインとなる新作「ジャスミン ジャスミン」

ブランドの追求するコンセプトの「RICH」通り、調香で使用するジャスミンの精油は最高級のジャスミンにこだわったそう。

ルイ・ヴィトンの記事でも触れたように、ジャスミンにはグレードがあり、インドール臭の強いジャスミンからジャスミンティの香りづけで身近なジャスミンなど様々。

Rフレグランスの「ジャスミン ジャスミン」では、最高級ランクのロイヤルジャスミンをふんだんに調香。余計なものをどんどん削ぎ落して「ザ・ジャスミン」な香りを再現。

>>Rフレグランス「ジャスミン ジャスミン」を試香した感想をクチコミレビュー

【Rフレグランス】日本特有の気候や植物、和の精神へのこだわり

日本人女性調香師による日本人の肌質に合う香水【 Rフレグランス】

【 Rフレグランス】創始者で調香師の村井さんは、自身の作る香水ブランドを説明する際、日本人に忘れて欲しくない「和の精神/禅(ZEN)」を共有しました。

香水自体は海外から伝わってきたものですが、実は室町時代から日本にもあった香りの文化「香道」
フランス グラースにある「香水博物館」には、日本の香道(こうどう)セット一式が動画と共に展示されています。

Rフレグランスの存在が、今忘れ去られている日本の伝統文化を知るきっかけになれば・・と願っているそうですよ。

ブランド説明でスクリーンに映し出されたのは京都・龍安寺の石庭。「枯山水(かれさんすい)」や天井に生き生きと描かれた龍で有名なお寺。

龍安寺の石庭

石庭
引用: Wikipedia 龍安寺

15個あるはずの龍安寺の石庭ですが、どの位置から眺めても必ずどこかの1つの石が見えないように配置されていることで有名。

私も拝見したことがありますが、14個・・だったかな。昔すぎて曖昧ですが、なんとか真上から確認しようとジャンプした記憶(笑)

龍安寺のつくばい

つくばいの意味
引用: Wikipedia 龍安寺

「つくばい」とは、茶室に入る手前にある手洗い場。水溜めの中心の正方形を漢字の「口」と見て「ることをる」と読めます。

「知足のものは貧しといえども富めり、不知足のものは富めりといえども貧し」という禅の格言を謎解き風に図案化したもの

Wiki: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BE%8D%E5%AE%89%E5%AF%BA

手持ちの物で満足する日本人特有の「奥ゆかしさ」や「詫び」「寂び」を大切に、香水作りに生かしています。

パッケージデザインに込められた想い

ブラックウード箱

【 Rフレグランス】は、パッケージデザインにもこだわりが。
パッケージとラベルは、作品ごとに全部違います。

アールデコ様式を感じるデザインですが、実は日本古来から伝わる香水のイメージから連想される模様を組み合わせて、香りのコンセプトを表現。

とても細かいこだわりですが、大事に大事に1つの作品を作り上げている想いが伝わります。

質疑応答タイム🎤

・Rフレグランスの海外展開予定は?

今回のセミナー参加者からの質問で印象深かったのは、「外国へ展開しないのか?」販売拡大について。

以前読んだ記事で、村井調香師は「機会があれば海外へも展開したい」とインタビューに回答していました。しかし今回はNO。日本でしか買えない香水ブランドを継続するそう。

理由は2つ

  • 日本の気候に合う香水なので日本で試香して欲しい
  • 量産して精油や製造などの品質(RICHさ)とRARE(希少性)を崩したくない



「日本を訪れないと買えない香水ブランド」というRARE(レア)さを追求する姿勢にすっかりファンになりました💕
Rフレグランスの香水欲しさに来日する外国人が増えたら、同じ日本人女性としてとっても嬉しい。

・次の新作はいつ?

次の新作は作成中だそう!2019年内にもう1作品を発売予定。

日本といえば四季に桜・・ジャスミンをこれだけ忠実に再現できる村井さんが仕立てる「桜の香水」をいつか嗅いでみたい🌸🌸

ただ、村井さんによると「これまでとは全く違ったコンセプトの香り」になるそう😊

・調香師として気を付けていること

調香師は鼻が命・・!心身のコンディションを整えることはもちろん、食べものにも気を付けているそう。

強いスパイス系やお肉も食べない徹底ぶり。お肉を食べると動物臭が肌から出てしまうので、肌に乗せて試香するときに邪魔になってしまうそう。肉食止めたら、香料を嗅ぎ取りやすくなるかな・・??

メンタル面では、人やアート含めて超一流なものに触れること。

・インスピレーションの源

伝統文化をもとにする場合は時代背景やその時代に生きていた人の世界観までも感情までイメージして再現している。
当たり前だから気付かないけれど、遺伝子レベルで感じるいい香りを作ることを心がけている。
人の在り方や感情も今後は香りにしていきたい。

・重ね付けについて

「Rフレグランス」ブランドとしては、同じところに重ねて着けるのは避けることを勧める。
重ね付けは手首と足首など、離してつけて欲しい。
 

・香水はつける?

中学のときに香水に出会って以来、香水大好きな村井さん。

調香する際はもちろん身につけないものの、普段は色んなブランドの香水を使用されるそう。最後にお話し伺ったのですが、ラルチザンやフエギアなどの、まあまあマニアックな「おあふっ・・!」と私がなる類の香水がお好きなようです(笑)

Rフレグランス創設者・調香師【村井千尋さん】からのメッセージ

自己肯定感や勝ち負け、上下を気にする人が多いのを感じるけれd、自然が求めたからここにいる。
与えられた役割を全うすることの大切さ。
人生の旅路、本当の豊かさを追求していきたい。

【 Rフレグランス】を試香・購入できるお店:東京新宿伊勢丹

新宿伊勢丹1F香水売り場
こだわりのパッケージ箱も一緒に展示して欲しいな・・

2019年8月現在、Rフレグランスを試香したり買えるのは東京だと新宿伊勢丹の香水売り場。なんと売り場1位で売れているのがRフレグランスの香水だそう💕

質疑応答でもユーザーから「地方でも買えるお店を増やして欲しい」との要望が出ていました。今後は日本国内で、Rフレグランスを試香・購入できるお店が増える予定。

個人的にはパルファンサトリ同様、ハイアット東京など外資系ホテルのショップや空港など、外国人にも嗅ぎやすい場所での取り扱いを増やして欲しいな・・

【 Rフレグランス】セミナーまとめ

日本の四季や自然の豊かさや「癒し」を香りで表現することを大切にしている日本の香水ブランド【 Rフレグランス】

女性は毎月のホルモンバランスの変化などで香りの感じ方も変わるし、調香師として活躍するのは難しいだろうな~と思ってきました。

しかしゲランの孫娘「ニコライ」はじめ、パルファンサトリの大沢さとりさんなど、女性調香師も評価されるようになってきて嬉しい!

日本人女性調香師 村井千尋さんのきめ細やかな香りへの配慮がたくさん詰まった6種の香水をぜひ嗅いでみてください。試香した感想や使い勝手など、コメントお待ちしております・・✨

Have a nice perfume life..

Rフレグランス香水レビュー記事

>>「ブラック ウード/黒沈香」を試香した感想をクチコミレビュー

>> 「ノーブル オーキッド/春蘭」を試香した感想をクチコミレビュー

>> 「ティー ブレイク/紅茶」を試香した感想をクチコミ レビュー

>> 「オパール シルク/乳香」を試香した感想をクチコミ レビュー

>> 「辻が花/葡萄・藤」を試香した感想をクチコミ レビュー

>> 「ジャスミン ジャスミン」を試香した感想をクチコミレビュー

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