ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)の香水が70年振りに復活して3年。
天才調香師「ジャック・キャヴァリエ」がヴィトンの香水フレグランスを作るようになり、20作目。
ジャック・キャバリエの中で、ルイ・ヴィトンを表現するイメージが全て完成したといわれる香水「Cœur Battant(クール・バタン)」
発売開始初日に入荷分が全て売切れてしまうほど、既に大人気・・!日本での残り在庫100本切ったんじゃないかな・・
ルイ・ヴィトンを代表するグルマン香水になりました✨
そして今回、2019年発売5本目となる新作「Cœur Battant(クール・バタン)」のフレグランス発表会にお呼ばれしたので行ってきました😊
この記事では、Cœur Battant(クール・バタン)を試香&肌乗せ&購入した後の感想はもちろん、新作発表会のプレゼンテーション内容や参加して感じたことなどを口コミレビューします。
>>新作香水「クール・バタン(Cœur Battant)」情報について、先に読みたい方はこちらをクリック(タップ)
もくじ
ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)フレグランス デモンストレーションで紹介された特別な香水5種
「ボンボヤージュ!」の掛け声と共に開始されたルイ・ヴィトンのデモンストレーション。
まずはルイ・ヴィトンでマニアックだと言われる香水を、新作のクールバタン含めて5種類試香。
ふんだんに香りを乗せたムエットが、フレグランススペシャリスト自ら1人1人に手渡しされました。
この日、取り上げられたのはルイ・ヴィトンでマニアックなフレグランスたち。
デモンストレーションされた香水5つ
- オンブル・ノマド(OMBRE NOMADE)
- レ・サーブル・ローズ(LES SABLES ROSES)
- コントロ・モア(CONTRE MOI)
- ル・ジュール・スレーブ(LE JOUR SE LEVE)
- クール・バタン(Cœur Battant)←新作
ルイ・ヴィトン香りのユニヴァース4つ
ルイ・ヴィトンでは、香りを4つに分類(ユニヴァースと呼ぶ)
順番に沿ってデモンストレーションされました。
- インテンス・・感情に訴えかける香り
- スイート・・グルマン系
- フレッシュ・・シトラス系
- フローラル・・お花
1、【中東地域限定品 】黒いボトルが高級感を増すウード香水「オンブル・ノマド」「レ・サーブル・ローズ」
感情に訴えかける「インテンス」フレグランス。
赤黒いボトルが印象的な「 オンブル ノマド(OMBRE NOMADE)」と「レ・サーブル・ローズ(LES SABLES ROSES)」
私が初めて買ったルイ・ヴィトンのフレグランス。
ルイ・ヴィトンでは、その場でイニシャルや数字の刻印する無料サービスもあります(やれば良かった・・💦)
黒いボトルが高級感を放つ上記2つは、日本では表参道店と松屋銀座店のみで販売。
ルイ・ヴィトンのフレグランスアンバサダーの資格を持つ販売員さんがいる店舗での取り扱いに限られています。
ヴィトンのフレグランスアンバサダー・・私もなりたい✨
中東の砂漠からジャック・キャバリエ(Jacques Cavallier Belletrud)がオマージュを得て調香した中東限定のウード香水。
誕生ストーリーや使用香料へのこだわりは下記ブログ記事にまとめました。
>>「オンブル・ノマド(OMBRE NOMADE)」の匂いと香料、感想をクチコミレビュー
>>「レ・サーブル・ローズ(LES SABLES ROSES)」の匂いと香料、感想をクチコミレビュー
その他、ルイ・ヴィトンのフレグランスへかける情熱がいかに本気か、お話しを聞きました。
- 南フランス グラースに最高級ローズやジャスミンを採取するための畑を保有
- 入手困難な最高級ウードを安定確保するために、バングラデシュに山を買う(フェアトレードで)
この辺の詳しい話は、以前書いた「日本でルイ・ヴィトン表参道店だけ!調香台オルガントランクで嗅いだ香料と共にクチコミレビュー」にまとめています。
2、「コントロ・モア(CONTRE MOI)」マダム フィガロ2016年フレグランス部門1位獲得
「愛し、愛され、情熱的に生きていきたい」人に向けてジャック・キャヴァリエが調香した香り。ルイ・ヴィトンで「スイート」を強調するグルマン香水。
本物のバニラから3つのバニラ精油を取り出し、アブソリュート(精油)を生成。再び3種のバニラ精油をコントロ・モアで統合。
なんでこんな手のかかることをしたかというと、ジャック・キャヴァリエがバニラの持つ可能性に挑戦したかったから・・!
単体にバラして再構築することに意味があったようです。
バニラの甘みはもちろん、カカオ(ココアパウダー)、オレンジブロッサムの酸味も合わせて複雑さを演出。
説明を担当していたルイ・ヴィトンのフレグランス スペシャリストの方が人生で一番愛する香水「コントロ・モア(CONTRE MOI)」
これまでに世界中で香水を嗅いできたであろうスペシャリストが選ぶバニラ香水✨彼の独りよがりでないことは、フランスの「マダム フィガロ2016」でフレグランス部門1位を獲得していることでも証明されています。
こういう情報も日本では、少なくとも私の周りでは見聞きしたことがなく・・とても残念。
バニラ香水の概念が覆る「コントロ・モア(CONTRE MOI)」を、香水マニアの方にこそ嗅いで欲しい。
多ブランドで嗅いできたバニラ香水とぜひ比較して、コメントください!😃
>>ルイ・ヴィトンのバニラ香水「コントロ・モア(CONTRE MOI)」をクチコミレビュー
3、「ル・ジュール・スレーブ(LE JOUR SE LEVE)」ジャック・キャヴァリエが柑橘の香りが大好きな日本人のために調香した香水
ルイヴィトンの香水が発売開始された2016年9月に、日本に入ってきたフレグランスは7種類。
最初に日本に入ってきた7種類の香水
- ローズ・デ・バン(ROSE DES VENTS)・・ピュアなローズ
- タービュランス(Turbulences)・・ジャスミンとチュベローズ
- ダン・ラ・ポー(Dans la Peau)・・レザー
- アポジェ(Apogée)・・すずらん
- コントロ・モア(CONTRE MOI)・・バニラとカカオ
- マティエール・ノワール(Matière Noire)・・アガーウッドとジャスミン
- ミルフー( Mille Feux )・・ ラズベリーとレザー、オスマンサス(金木犀)
上記7種の中で、ジャック・キャバリエ(Jacques Cavallier Belletrud)が日本人のために作った2つ目の香水。
「ル・ジュール・スレーブ」意味は「夜明け」
ルイ・ヴィトン公式オンラインショップでは、↑こんな風に、香水の香りの説明と共に、入っている香料がイメージ写真や動画で表現されています😊
写真でみるとより香りのイメージが湧きますよね・・!こういうところ流石。
写真もキレイで香りのイメージも分かりやすい作りの公式サイト。ただ眺めているだけでも幸せな気分になれます(笑)
>>【公式】ルイ・ヴィトン ウイメンズ(レディース)香水ページ
>>【公式】ルイ・ヴィトン メンズ香水ページ
ジャック・キャバリエは、「ル・ジュール・スレーブ(LE JOUR SE LEVE)」の香りを「クリアなティーポットの中で、ハーブティの花が開いていくように変わる香りを楽しめる」と表現しているそう✨
デモンストレーションして下さった日本一のフレグランス スペシャリストは、「つけた瞬間にマンダリンオレンジの爽やかさを感じる。一方、そこから真っ白な小さなジャスミンの花たちが1つ1つ開いていき、5分後にはマンダリンオレンジの周りを埋め尽くす」と表現。なんてロマンティック・・😍
オレンジと白、爽やかな柑橘とフローラルの比較も楽しめる全ての命の目覚めの香水。
>>「ル・ジュール・スレーブ(LE JOUR SE LEVE)」を嗅いだ感想をクチコミレビュー
【新作】クール・バタン(Cœur Battant)は、ジャック・キャバリエ集大成
洋梨とジャスミンのフローラル・オン・フルーツ。意味は「心躍る香り💕」
新作「Cœur Battant(クール・バタン)」は、 最高級の洋梨、うっとりするリッチなとろける甘さを持つ 洋ナシの王様 「ル レクチェ」 の精油とアニマリックさを感じるエジプト産ジャスミン。
フローラルをより生き生きと感じさせるのに欠かせないピュアパチュリ。
瑞々しく とろとろの舌触り を見事に再現したフルーティさが全面に出ているグルマン香水。
アロマ精油の持つ、気持ちアロマコロジーについても、1つ1つムエット で香料となる貴重な精油を嗅ぎながらデモンストレーションは続きます。
長くなるので、ここからはレビュー記事にまとめます。
>>クール・バタン(Cœur Battant)を試香した感想口コミレビュー
他に試香・肌乗せした香水
この日は新作「クール・バタン(Cœur Battant)」を買おう!と決めていました。
が、ルイ・ヴィトン オリジナルの箱に収納されたムエット棒でさらりとしか嗅いだことのなかった、マンダリンオレンジ香る「ル・ジュール・スレーブ(LE JOUR SE LEVE)」を試香・肌乗せし、迷いだしました(笑)
デモンストレーション以外に、ムエットで試香や肌乗せした香水は、下記。
- ル・ジュール・スレーブ(LE JOUR SE LEVE)マンダリンオレンジ
- タービュランス(Turbulences)ジャスミンとチュベローズ
- ダン・ラ・ポー(Dans la Peau)レザー香水
- カクタスガーデン(CACTUS GARDEN)
- アフタヌーン スイム(AFTERNOON SWIM)
- サン・ソング(SUN SONG)
夏向け香水「パルファン・ド・コローニュ」
下3つの2019年4月に発売された夏向けの鮮やかなカラーボトルが目を引く 「Parfums de Cologne(パルファン・ド・コローニュ)」
「Parfums de Cologne(パルファン・ド・コローニュ)」 とは、パルファンとコロンの中間で、コロンよりも重く主張するけれどもパルファンよりも使いやすい、香水に慣れていない日本人にも使いやすいシリーズ。
「パルファン・ド・コローニュ」は、ジャック・キャヴァリエが作った造語だそう😊
カラーボトルで軽々しい夏香水だし、見た目で損してるのではないかと思うほど、中身のフレグランスのクオリティは高い・・!こちらも今後レビュー書いていきます✨
「ダン・ラ・ポー(Dans la Peau)」レザーを全面に出した香水
ルイ・ヴィトンの香水では、「ダン・ラ・ポー(Dans la Peau)」に使用されており、マニアックな香りでもあるので店頭に並んでいない場合も(笑)
革張り内装の新車のレザー臭を取り戻したい人にも人気なのだそう。
レザーといえば香料を取り出すのは難しく、合成香料しか存在していないはず・・ですが、そこは天然香料にこだわる香水作りをしているジャック・キャバリエ(Jacques Cavallier Belletrud)。
ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)のレザー工房を訪れては端切れを自ら調達。
「 CUIR DE GRASSE(キュイール ド グラース) 」というレザー天然香料を抽出していました😃
レザーが全面に出た珍しい調香なので、レザー好きな人は、ぜひ店員さんに聞いてみて奥から出してもらってください😊
>>「ダン・ラ・ポー(Dans la Peau)」を試香した感想クチコミレビュー
「タービュランス(Turbulences)」ジャスミンメインの香水
ジャスミンの香りがこれでもか!と全面に出ている香水「タービュランス(Turbulences)」
チュベローズも入っていますが、ジャスミンが勝っている(勝たせている)珍しいジャスミン フレグランス。
ジャスミンの持つアニマリックなインドール臭はあまり感じないので、ジャスミンの生花の香りが好きな人にはおすすめ。
香水マニアとしては珍しいジャスミン香水なので持っておきたい✨
>>「タービュランス(Turbulences)」の匂いと感想をクチコミレビュー
新作発表会で購入したルイ・ヴィトン フレグランス
サンプル入荷時に試香&肌乗せしたクール・バタン(Cœur Battant)
袋に入れて保管していたクールバタンのムエットを嗅ぎ、やっぱり買おうって決めていました💕この瑞々しい洋ナシ香水をこの冬のお供に決定。
ルイヴィトンの香水は重ね付け(コンバイド)できるので、色々楽しめる冬になりそうです😊
選んだヴィトンの香水サンプル4つ
ルイ・ヴィトンでは、香水1本 (10mlのミニチュアセット含む) 購入すると、全20種類の中から好きな香水のサンプル(2ml)2本を選べます✨
1本買うと計3種類のルイ・ヴィトン香水が手に入る・・😍
今回、サンプルは、下記4本を選びました。
- アフタヌーン スイム(AFTERNOON SWIM)
- カクタスガーデン(CACTUS GARDEN)
- サン・ソング(SUN SONG)
- ル・ジュール・スレーブ(LE JOUR SE LEVE)
たっぷり悩んでも嫌な顔ひとつ見えない、むしろ一緒に楽しみながら選んでくれる。世界のセレブが愛するプロの接客も楽しめます・・!
ルイ・ヴィトン香りのデモンストレーションを体験した感想
8月にルイ・ヴィトン香水の新作が出ることを販売員さんから聞き、どんな香りなのか?すごくワクワクで。新作発表会にも招待いただき、テンション上がりました✨
香水そのものの素晴らしさはもちろん。でも香水からは何も語りかけてはくれません。付けた人が、ただ感じるのみ。
どんなに最高級ランクの香料を使っていても、調香師が表現したいと想うストーリーも、嗅いだ人の心をかき乱し 迷いやうつうつとした想いを一瞬で吹き飛ばすパワーも、調香師と私たちを繋ぐ間に立つブランドの販売員 次第。
接客1つで買う気がなかった人を買う気にさせる、更にまた会いに行きたくなる魅力がルイ・ヴィトンのフレグランス販売員にはある。
それに、ルイ・ヴィトンの香水が世界で一番売れているのは、香水砂漠の日本だというから、ものすごく不思議・・!
賦香率の高いオードパルファンなのに、強すぎず柔らかく なのに深く長く香る居心地の良さは、天才調香師ジャック・キャヴァリエの魔法があってこそ。
今までに感じたことのない快感を、香水好きの沼の人にこそ嗅いで欲しい✨
試香&肌乗せの感想もお待ちしております(^^)/
以上、アロマと香水日和 ( @kousuibiyori ) でした。
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