2018年11月にフランスで設立された香水ブランド「オルメ/ORMAIE」
現在7種類あるオルメの香水は、全てユニセックスで天然成分100%にこだわったビーガンフレグランス。
フレッシュなシトラス系もあれば、ラムやバニラの重厚な香水もあり。
ローズ香水や、男性を思わせるラベンダー系のフゼア香水、コーヒーやスパイスなど、レシピをみて幾つか嗅いでみたいと思ったので記事にします😊
もくじ
親子で作るビーガン香水「オルメ/ORMAIE」
香水ブランドOrmaie フランス語でニレの木立を意味。
天然成分100%のみで香水を作る努力に思いを込めて命名
創立者である母:マリー=リーズ・ジョナックは、香水コンサルタントとして25年以上の経験がある。
多忙だった母に代わり、祖父母に育てられていた息子:バティスト・ブイグでしたが、母が大量に持ち帰る香水は幼い頃より身近な存在。
その後、ルイ・ヴィトンやジバンシィのコミュニケーション部門 で働いていた バティスト は、いつの間にか母と香水ブランドを立ち上げる夢を持つように。
2016年、30歳になった バティスト は母:マリー=リーズ・ジョナック に「ヴィーガン フレグランスブランドを立ち上げないか?」と持ち掛ける。
天然成分100%で作る香水作りは大変困難で、 母:ジョナック は、一度は断ります。
しかし、無理だと言われることに挑戦する人生を送ってきた母:ジョナックは、息子と共に、100%天然成分で作る香水ブランド「オルメ/ORMAIE」に挑戦。
香水に合成香料・合成成分を使用する場合は、5分で試香できる状態になりますが、天然成分のみで作成する場合、香りを混ぜた後、5週間も寝かせる必要があり、1つの香水を作るために、通常よりも長い期間が必要。
数百回以上もの試香を得て、2018年11月に、ヴィーガンフレグランスブランド「オルメ/ORMAIE」が誕生しました😊
「オルメ/ORMAIE」のビーガンフレグランス全7種
ガラス瓶はリサイクル率30%、ボトルキャップは今後も充分に確保できるブナの木を使用。
- Yvonne( イヴォンヌ )・・ローズ、レッドフルーツ
- Papier Carbone(パピエ・カルボン) ・・リコリスのツンとした香り
- 28°( 28ディグリーズ)・・シトラス系
- Les Brumes(レ・ブリュム)・・シトラス系
- L’Vrée Bleue ( リヴリー・ブルー )・・ 重いバニラ、ラムの香り
- Toï Toï Toï ( トイ・トイ・トイ )・・ ウッディなワックスの香り
- Le Passant ( ル・パサン )・・クラシカルなラベンダー香水
1、Yvonne( イヴォンヌ )
- トップノート: グレープフルーツ、 タジェット(ハーブ調の香り、キク科の植物) 、ブラックカラント、schinus molle(コショウボク、カリフォルニアペッパー)
- ミドルノート: ローズ、ジャスミン、ピーチ
- ベースノート: バニラ、ベンゾイン、トンカ、サンダルウッド、パチョリ
ローズとレッドフルーツの香りをミックスしたもので、ジョナックの母親の名前からとっている
引用:母と息子が生み出す天然の香り。 フレグランスブランド 「ORMAIE」T: The New York Times Style Magazine日本版
(香りの想像)グレープフルーツの軽やかさとブラックカラント(カシス)、ローズ、ジャスミンにピーチ・・ベースノートにバニラやトンカなどの調香をみると、女性が使いやすいジューシーでほんの少しグルマンぽさを感じる。
2、Papier Carbone ( パピエ・カルボン )
- Top: ベルガモット、コーヒー、バディアン(スパイス系)、カルダモン
- Middle: クラリセージ、ラバンジン、コリアンダー、ナツメグ
- Base: パチョリ、Haitianベチバー、アンブレッド、ガイヤック
かつてフランスの学校教師が使っていたカーボン紙を彷彿させる、子どもの頃の思い出の香り
引用:母と息子が生み出す天然の香り。フレグランスブランド 「ORMAIE」
(香りの想像)コーヒーやスパイス、コリアンダーやナツメグで、少しピリリとした尖りを期待する香り。これ、嗅いでみたい!✨
3、28° ( 28ディグリーズ )
- Top notes: レモン、ベルガモット、マンダリン、shinus molle(ピンクペッパー?)
Middle notes:ローズ、サンバックジャスミン、チュベローズ、オレンジブロッサム
Base notes: サンダルウッド、バニラ、エバーラスティング(イモーテル)Abs
フレッシュなシトラス香水。
4、Les Brumes ( レ・ブリュム )
- Top notes: レモン、マンダリン、ベルガモット、ジンジャー
- Middle notes: カルダモン、セージ、ジャスミン、チュベローズ
- Base notes: シダー、サンダルウッド、ベチバー、mat(?)
こちらもシトラス香水。
5、L’Vrée Bleue ( リヴリー・ブルー )
- Top notes: ラム、マンダリン、リリー
- Middle notes: スミレ、イリス(アイリス?)
- Base notes: バニラ、パチョリ、ベンゾイン、ココア
重いバニラとラムの香りで、ポール・ゴーギャンやアンリ・ルソーの描いた、魅惑的な熱帯地方の絵を思い起こさせる。
引用:母と息子が生み出す天然の香り。フレグランスブランド 「ORMAIE」
「リブリー・ブルー」は、オルメで一番嗅いでみたい香水かも💕
トップのラムやマンダリン、ラスト(ベース)のバニラやココア・・すごく美味しそうで、オトナな香水を想像。
6、Toï Toï Toï ( トイ・トイ・トイ )
- Top notes: インセンス、ブラックペッパー
- Middle notes: シダー、サンダルウッド、パチョリ
- Base notes: ベチバー、バニラ、ナガルモタ( シプリオール )
パリ・オペラ座やボリショイ・バレエのイメージ
引用:母と息子が生み出す天然の香り。フレグランスブランド 「ORMAIE」
7、Le Passant ( ル・パサン )
- Top notes: ベルガモット、ラベンダー、タジェット(ハーブ調の香り、キク科の植物)
- Middle note: ラバンディン/ラバンジン
- Base notes: トンカ、アミリス(サンダルウッドのような香り)、バニラ
「ル・パサン」は、ブイグにとって父親を思い出す男性的な香水なのだそう。
男性香水をイメージするフゼアの香り。ベルガモットやラベンダー、クマリンはバニラで感じるのかも。
どれもアメリカ版「バーニーズニューヨーク」サイトのみの独占販売、、オルメは2019年12月現在、日本未入荷の香水なので、調香ノートを見て、想像で嗅ぐしかありません💦
オルメ/ormaieを買えるお店
フランス香水「オルメ/ORMAIE」を買えるのは、2019年12月現在、バーニーズ ニューヨークの海外版オンラインショップのみ。
>>BARNEYS NEWYORK 公式オンラインショップ
日本のバーニーズニューヨークショップにも問合せましたが、日本未入荷でした💦また、日本版のバーニーズNYオンラインショップにも取り扱いありませんでした。
当記事執筆時の価格は、100mlで21,308円ほど。
定価は JPY 29,594 で20%オフで発売中。Xmas前のセールなのか不明ですが、今後、定価に戻ることもあるかもしれません。
個人輸入では購入可能なので、ちょっと幾つか注文してみようと思います💕
「わたし1人では使い切れない…」香りが劣化する前に、素敵な香水ストーリーと共に香水好きの方と共有したい…という想いで、日和がお迎えした香水を小分けでお届けしています。不定期/年数回/四季を目途に。
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