調香師ジャック・キャヴァリエ

ルイ・ヴィトン専属調香師ジャック・キャバリエとCO2抽出法

「ルイ・ヴィトンを辞めるときは調香師を辞めるとき」

調香師 ジャック・キャバリエ

天才調香師ジャック・キャバリエ(Jacques Cavallier Belletrud) は、世に初めて「オゾンノート」を送り出した香水会のモーツァルト。
5,000種類もの香料を嗅ぎ分け、分子構造も把握。香水を3Dの立体、スパイラル構造で作り出す神業を持っています。

「調香師には、エモーションと科学者の要素が必要」と言うジャックは、旅をしながらインスピレーションを得て、頭の中の5,000種類あるパレットで香水を組み立てているそう。

ルイ・ヴィトン専属フレグランスマスター「ジャック・キャバリエ」

調香師ジャック・キャヴァリエ
BAZAAR 2019年6月号より

2012年、ルイ・ヴィトン専属のフレグランスマスターに就任後は、世界中を3年かけて放浪。

珍しい草木や花を見つけては、南フランス グラースにあるアトリエの庭で栽培したり、特殊な独自の抽出技術を用いて花の香りそのままを香料として抽出・保管。

そうして世界中から集めてきた最高級の香料が集まってきたところで、 ルイ・ヴィトン でのジャック・キャバリエ 1作目の香水「ローズ・デ・ヴァン(Rose des Vents)」が誕生しました。

>>「ローズ・デ・バン」の匂いを試香した感想をクチコミ

ルイ・ヴィトンの特許ジャック・キャバリエ考案の「CO2抽出法」とは

ルイ・ヴィトンの専属フレグランスマスターに就任した調香師ジャック・キャバリエ(Jacques Cavallier Belletrud)は、長年考案していた理想の抽出法を現実のものにできました。

通常、精油は薬剤や水蒸気で抽出しますが、ルイ・ヴィトンでは多額の投資をして、ジャック・キャヴァリエが長年やりたいと考えていた「CO2による抽出法」にてローズやジャスミン、ウードやイリスなどの精油を抽出しています。

ルイ・ヴィトンの香水で使用される香料は、一巻してグラースで抽出。理由は、世界最高峰の抽出ができる場所だから。

ルイ・ヴィトン天然香料部門の責任者、ジャックの兄と共に、世界の特許を取ったCO2抽出法でジャック・キャバリエが調香する最高級の香水に使用される精油が採られています。

ジャック・キャヴァリエのアトリエ「香りの泉」

マーケティング主導ではなく、ジャックが作りたい香水を作ることを支援しているルイ・ヴィトン。

ジャックは、フランス語で「香りの泉」という意味のアトリエで調香しています。グラース出身の世界一の庭師が手入れする庭を散策、インスピレーションを得ているんだろうなぁ・・

ジャック・キャヴァリエは、これまでに90~100本の香水を作ってきましたが、他の調香師同様に、予算やマーケットに縛られての調香でした。

ルイ・ヴィトンの芸術愛に支えられ、香水会のモーツァルト ジャック・キャバリエ(Jacques Cavallier Belletrud)は「ルイヴィトン辞めるときは私が調香師を辞めるとき」と言っているそう。
今後のルイ・ヴィトン香水にも期待大です・・!

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投稿者: 香水日和

ルイ・ヴィトン専属調香師ジャック・キャバリエとCO2抽出法」に1件のコメントがあります

    […] 夜の砂漠に暖をとるための焚火をたき、そこから立ち上る煙(薫)・・香料の「インセンス」を数種類使い分けすることで「星」と「闇」を表現。調香リストをみて「インセンスね」と香りを想像することはできますが、ルイ・ヴィトン香水のすごいところは、独自の香料を抽出してしまうところ・・!だから油断ならない(笑)さらに言うなれば、公式サイトで「オリジナルのCO2抽出方法で取り出した独自の香料を使用しています」とは書いてはいません。フレグランス売り場の販売員さんから聞いて、初めて知ることができるのです。「ニュイ・ドゥ・フ/NUIT DE FEU」も事前に知っていた使用香料では、「まぁ大体こういう香りだろうな」と予想できていたつもりでしたが、実際に嗅ぐと「こういう引き出しもまだあったのか!」と驚かせてくれる。ルイ・ヴィトン表参道店のフレグランス販売員さん(レジェンド)の方によると、「まだまだ無限の香りを作り出せる」そう・・!煙(インセンス)にウード、樹脂、は重たい冬向きの香り、と思っている人にこそ、今回のルイ・ヴィトン新作フレグランス「ニュイ・ドゥ・フ」を試香&肌乗せしてみて欲しい✨こんなにまろやかで、重たくならず温かいウードや煙の香水は、初めて。そのまろやかさや人肌(生き物)の温かさを香りで表現しているのが「ムスク」ルイ・ヴィトン香水では、「植物性ムスク」のアンブレッドシードを使用しているので、荒々しい獣臭というよりは、やわらかいきめ細かな人肌を思わせるあたたかさを感じます。 […]

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