コロナウイルス肺炎の影響で自粛続きだった2020年の春
桜はとうに散り、初夏の陽気を思わせる5月末。
発売延期されたルイ・ヴィトンの最新フレグランスが、発売開始されました(^^)/
営業再開されたとはいえ、気軽には出かけにくい状況。
気をきかせて下さった担当さんから、新作香水「カリフォルニア・ドリーム/California Dream」の香り付きムエットが送付されてきました♪
もくじ
青空～夕焼けをイメージしたグラデーションカラーボトル
2020年2作目のルイ・ヴィトン新作香水「カリフォルニアドリーム」
写真を見て思わず「買います！」と宣言してしまうほど華やか✨
ピンクのグラデーションカラーが華やかで女性的ですが、ルイ・ヴィトンの香水では珍しいユニセックスフレグランス。
郵送で届いたムエットでカリフォルニアドリームを試香した感想口コミ
送付されてきたムエットでは、トップのマンダリンオレンジの渋みがほんの一瞬・・！
その後に感じたのは、練乳のように優しくほんのり甘い樹脂系の落ち着く香り。
植物性ムスクとも言われるアンブレットシードや、安息香（ベンゾイン）の文字通り落ち着きを感じる1本の香りの軸が、弾ける柑橘の華やかさを奥で支えているのを感じます。
男女共に人気！
これまでの「Parfums de Cologne（パルファン･ド･コローニュ）｣3部作と比較すると、女性にも使いやすい華やかさを感じます。
実際の「カリフォルニア・ドリーム」購入者も女性が多いそう・・！
また、アンブレットシードの精油を嗅ぐと、女性ホルモンの分泌が増加することが科学的に証明されているそう。
これまでパルファン・ド・コローニュシリーズを嗅いでこなかった女性にこそ、おすすめしたい香りです✨
ムエットに添えられた担当さんのメッセージにもあったのですが、ルイ・ヴィトンのレディースフレグランス「ル・ジュール・スレーブ（LE JOUR SE LEVE）」にも通じる華やかさや果実の甘味があります。
思わず、自宅にあるサンプルと嗅ぎ比べ・・💕
購入後に改めて両方を肌乗せして嗅ぎ比べしたいです。
追記：肌乗せ＆比較した感想
無事に「カリフォルニア・ドリーム」ゲット(*^^*)💕
まずは正しく香りを嗅ぎとるために、ムエット紙に2プッシュ
因みに、肌に乗せるよりもムエット紙の方が長く香りが持続・・6時間ほど経過した今も、机の上でプンプン香っています（笑）
せっかくなので、購入者特典のサンプルより「サン・ソング」「アフタヌーン・スイム」手持ちの「ル・ジュール・スレーヴ」と比較しました。
「カリフォルニア・ドリーム」と柑橘系「サン・ソング」との比較
ルイ・ヴィトン香水の中で一番柑橘系が香る「サン・ソング」
Twitterのフォロワーさん情報でも、”トップはサン・ソングが一番近い”と伺っていました。
実際、トップから嗅いだ「カリフォルニア・ドリーム」は、「サン・ソング」の爽やかなシトラスの香りに似ています。
ただ、「カリフォルニア・ドリーム」は「サン・ソング」より優しい香り方で、フルーティな甘みが強い（皮の渋みもある）、ジューシーでおいしいグルマンなシトラス
一方、「サン・ソング」はライムやレモンのようなスッキリとした柑橘系が漂うフレグランス
同じ柑橘系ですが、はっきりと住み分けができています✨
「カリフォルニアドリーム」をトップから試香した感想
「カリフォルニア・ドリーム」をトップから試香してみて、ルイ・ヴィトンのフレグランスでは珍しく、変化がしっかり感じられる香水だな、と感じました。
なんというか「２度おいしい香水」というか✨
ボトルのイメージそのままに、「青空と夕焼け」「柑橘系と甘美さ」がはっきり際立つ調香になっています。
ムエット紙では、つけて2時間くらい経つと、トップの渋みもあるような大人ぽいジューシーな柑橘が抜け、ほんの少しのフローラルさ、バニラのような甘みのあるアンブレットシードや、落ち着きのあるベンゾイン（安息香）が穏やか、しかし華やかに香ります。
夏のおでかけのお供にピッタリ・・💕
わたしは自宅でも付けていますが、気分はもうビーチサイドです（笑）
2つの気分を味わえる香水
全てではありませんが、私が嗅いできたルイ・ヴィトン香水の印象は、比較的シングルノート。
お店でトップを嗅いでミドルやラストの香り全体が15分弱で落ち着くような、そんな印象でした。なので、お店で試香してそのまま買いやすい。
香料や香りの構成は、香水好きなニッチ系寄りなマニアにも十分納得してもらえる作りになっていますが、香りの入り口は複雑に感じさせない（でもしっかりしている）・・
言葉にすると伝わりにくいかもしれませんが、ファーストフレグランスにもぴったりな香水ブランドだな～と改めて思いました。
香水の帝王「ルカ トゥリン」の評価は4と6
「ファーストフレグランスにもぴったりな香水だな～」と思っていたら…なんと、香水の帝王「ルカ トゥリン」本のルイ ヴィトンの評価は4（初めて香水を使う人に上質な香りを与えることができている）と 6（色んなマニアックな香水を嗅いできた香水マニアが改めて嗅いでいい匂いだと感嘆する香り）で高評価を得ているんだそう(*^^*)
正に思っていた通りの評価をされていて嬉しい✨
エル・ビューティーアワード2020のフレグランス部門で「カリフォルニア・ドリーム」が受賞
「カリフォルニアドリーム」は、2020年のエル・ビューティーアワードでフレグランス部門を受賞。欠品が出ることもあるほど、ルイ・ヴィトンで一番売れた香水になったそう。
「カリフォルニアドリーム」に含まれる香料
- マンダリンオレンジ
- アンブレットシード
- ベンゾイン（安息香）
ルイ・ヴィトン専属調香師：ジャック･キャヴァリエ=ベルトリュード氏は今回の「カリフォルニア・ドリーム」の香りについて、下記のように語ったそう。
ほとばしるシトラスの瑞々しさと花の香りの奥深さをマリアージュさせました。そして、それぞれの香りについて「爽やかさと、それら固有の自然らしさがすべてはじけ出るようなノートを持っています」
引用：ルイ・ヴィトン公式サイトより
そしてなんと、この記事の内容をルイ・ヴィトン担当さんに確認して頂いたところ、フレグランス部門トップ（レジェンド）の方より、「カリフォルニア・ドリーム」誕生秘話が寄せられました・・✨
ここからは引用で共有します。
誕生秘話「カリフォルニア ドリーム」
「ジャック・キャヴァリエがL.Aを訪れた際、前回のコローニュ・パルファムシリーズでコラボレーションした現代アーティストのアレックス・イスラエルと、ディナーの約束をしていたそうです。
引用：ルイ・ヴィトン担当さんより
海の見えるレストランへ、予約の時間より早く着いてしまったジャックは、シャンパンを飲みながら🥂アレックスを待っていたとき・・・
太陽が地平線に沈みながら、青い空がピンク色にだんだんと染まっていく、その美しいコントラストに感動し、その場で、「この景色をフレグランスにしよう」と決め、すぐさま助手に電話をしてレシピを伝えた・・・と言われています。
なんとも素敵なストーリー・・💕
香水ってもっと苦慮に苦慮を重ねて生み出されるものだと思っていましたが、インスピレーションを受けてから使用する香料のピックアップまでの早さ、、
もちろんこの後の調香では、0.001cc単位での微調整が続くのでしょうが、色や景色、空気感などから導き出される香料のチョイス、レシピを助手に伝えるまでの素早さだけでも感動してしまいます。
さらにストーリーは続きます。
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その後アレックスがディナーの席に現れた際、「この初めて見る美しい景色をフレグランスにしたいと思うのだけど、また君とコラボレーションしたい」とジャックが申し出たところ、アレックスから「じゃあ僕のsky backdropという作品を使うといいよ。まさにこのL.Aの美しい夕焼けを作品にしたものなんだ」ということで紹介されたのが、2013年にMoMAに寄贈されたアレックスの作品「Sky Backdrop」でした。
引用：ルイ・ヴィトン担当さんより
まだまだ自粛が続きそうな日々・・
気軽にバカンスに行けない方にこそ、側に置いて楽しんで欲しい香水です。
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